先月中旬 ハハが大腿骨の内頸?を骨折した 外頸より内頸がヤバイらしい
即日入院 翌々日手術となり 予定通り入院から2週間で退院
そんな訳で、その間 毎日 実家と病院へ通い チチとハハに付き合い学んだこと
1)14日間洗濯しなくても私には着る物がある(されど14日分の洗濯を貯めて洗濯すると気が遠くなる)
2)流石に14日間、通いとは言え家を空けるとMOGWAIのマズルがハゲる
3)歳をとると夫婦は オトコが弱い
アルツハイマーなハハは、素晴らしく日々ご機嫌だった
病院の暮らしは若くて綺麗な看護師さんに囲まれて とても楽しかったようだ
術後は車いすを使っていたが すぐに自分で立って歩こうとした
リハビリも楽しそうに頑張った 骨折する前より足取りが軽くみえた
手術の前日だったかな? 担当医師が来て術後について話して行った
「年齢からいっても、術後は早いうちにリハビリ専門の病院へ移った方が歩けるようになる確率は高い」
「この病院にいても、リハビリは1日1回30分程度しかできない それで歩けるようになるかは定かではない」
「リハビリ専門の病院には2か月位入院の必要がある」
「自分の家族だったらボクは、術後リハビリ専門の病院へ転院させる」
最後の決め台詞?「こんな事言うオレってかっこいいじゃん」って自分で思ったでしょ?な感じ
あなたが、リハビリ専門の病院に転院させるであろう家族はアルツハイマーですか?
その家族はあなたと一緒に暮らしてますか?
あなたには、リハビリ専門の病院に転院させるであろう家族の他に介護の必要な家族はいますか?
アルツハイマーになってからハハはチチがいないと とても情緒不安定になる
今回ハハが入院して直ぐ チチはハハがいないと とんでもなく情緒不安定になることも分かった
わたしは 多分ハハは 普通に歩くだろう と思っていた
チチが軽い脳梗塞になった時も「リハビリ・・・云々」と医者に言われたけれど
多分 必要ないと思っていた 案の定チチは退院後1週間もしないで 脳梗塞以前と変わりなく喋ってた
勿論年齢的に口が回らないことがあるが それは以前と 何ら変わらない
ハハは退院した翌日 私が手を引くだけで 歩いた
それから2日後 少し斜めに向かってしまうことは あるけれど 1人で歩く
普通の人から見れば ヨロヨロしてるように見えるかもしれないけれど
骨折以前のハハの歩き方を見たことがある人なら 前より足も上がり 足取りが軽いのが分るだろう
ベットに横になる時も 縁に座って向きを変えて横になったら 自分ではそれ以上動けなかったから
やけにベッドの端に寝てるか 誰かが腰と足を持ち上げてずらしてやらないとベッドの真ん中には寝れなかったのに
今は ベッドに座って 自分の手と足を使って腰を浮かせて 好きな位置に移動する
リハビリ専門の病院に入院したら きっとハハのアルツハイマーは進み チチは完全な痴呆になってただろうと思う
今は 24時間介護士さんのお世話になりながら 定期的にリハビリ専門の先生に来て頂くことになっている
お医者様もプロだけど 介護をされてる方もプロ
手術をされるお医者様は骨や身体のことは良く判ってらして アルツハイマーや老人のことも知識としては十分あるでしょう
でも その人それぞれの 日々の生活 家族 心 は やっぱり今まで介護して下さってた方や 家族の話しを聞いてから
ご自分の考えの中から 必要と思われるアドバイスをした方が いいかな
そう言えば 退院の前日にも 同じ担当医師が来て
「で、どうすることにされましたか?リハビリ専門の病院の話しとか聞いてみましたか?」とか言ってた
「婦長さんにも退院後のお話しは してありますが?リハビリ専門の病院には入れません」と言ったら
ハトが豆鉄砲くらったような顔してた
「ところで、うちのハハはいつ退院できるのでしょうか?」と言ったら
「あ・・・いつでも、もういいですよ、明日でも」だと
大丈夫ですかー?リハビリ専門の病院から紹介料とか頂いてませんかー? と聞きたくなった
老人ホームへよく顔を出すお仕事をしている妹が言ってた
「ハハは大腿骨骨折した老人の中で 日本で1番回復の早い老人だわ」
恐るべし ハハ・・・・・^^;
TrackBack URI